Sony Carl Zeiss Distagon 2/24 ZA ( SAL24F20Z )について言いたいことを言う
広角は24mmが好きです。
というか、フィルムの頃は一眼レフは50mmと24mmと400mmしか使ってなかった。他の焦点距離分からない。 そんな感じなので、α7Sと同時に50mmのレンズを買ってから、次に買うのは必然的に24mmということになった。
で、今は広角はAマウントのCarl Zeiss Distagon 2/24 ZA(SAL24F20Z)を使っている。
写真を見たら分かるけどかなりデカい。 α7にAマウントレンズをマウントするため、LA-EA4という純正のマウントアダプターを間にかましている。
写真で言うと、根元辺りの出っ張っているやつだ。どうしてこんなに出っ張っているかというと、中に像面位相差AFセンサーとモーターが入っている。 お陰でモーターを内蔵していない古いミノルタのレンズなんかでもちゃんとAFが動く。 あと、実はα7SのAFよりも早くて精度が高いようで、EマウントのレンズよりもAマウントのレンズの時の方がピントがビシッと合う(AFの測距点の数は少ないけど)。
僕がα7Sを買った2016年当時はEマウント用の24mmはZEISSのBatis 2/25しかなく(24mmじゃないし)、高いしデザインも好みではなかったので候補には挙がらなかった。 そんな折、シグマがArt 24mm F1.4 DG HSMというレンズを発売する。当時はニコン、キヤノン、シグマ用というラインナップだったが、MC-11というマウントアダプタ経由で公式にEマウントに対応していた。 もの凄く欲しかったけれど、当時はこの10万円ちょいするレンズと一緒に3万円ぐらいするMC-11を買わなくてはならず、懐事情的にも現実的ではなかった。 そういうわけで、最終的に一応純正という安心感も手伝って中古のCarl Zeiss Distagon 2/24 ZAとLA-EA4の組み合わせを購入したのだった。
で、これが重くて大きい。写真の通り見た目も非常にいかつくなり、まわりの人たちからはきっと望遠レンズか何かだと思われてる。 これが携帯よりちょっと広いだけの画角でズームもできないレンズだと知ったらみんな驚くだろうな。ふふ。
けれど、写りがとても気に入っている。手持ちのレンズの中では一番好きかも知れない。
まず、絞り込んだときのカッチリした写りが最高。
パースは若干あるけど、隅までしっかり描けている感じがいい。色もいい。
このレンズは苦手と言われている逆光。
いうほどコントラストは落ちていない。ただ、この作例にはないけど角度によってはゴーストが出ることも。
ボケもいいよね。
次に解放の作例も。解放もこのレンズは苦手と言われている。
ピントが合っているところはちゃんと描写している。 周辺減光するし隅も流れがちだけれど、これは味と言うことで愛せるんじゃないの!?
これまでこのレンズを使っていて思うのは、家に帰ってPCのモニタで見るとおおっ!と思うことが多い。 多いというか、ほぼ間違いなく期待以上の描写をしてくれる。好みに合ってるんだろうな。大きくてちょっと持ち運びの大変なレンズだけど、かなりオススメです!子どももすごく良く映るし。
あんまり人気が無いのかwebで検索しても使っている人がそんなに見つからないのが残念…もっと沢山の人に使って欲しいなあと思うレンズです。